食事療法 〜美容・アンチエイジング その2
美容・アンチエイジング編の続きです。
前回紹介した活性物質を除去、
体の酸化予防に抗酸化栄養素がオススメです。
今回は抗酸化栄養素の種類、
食事での摂取方法を紹介します。
【抗酸化栄養素の種類】
抗酸化栄養素には主に以下のものがあります。
①ファイトケミカル
ファイト(phyto):植物 +
ケミカル(chemical):化学物質
で、
植物や魚介類の色素や匂い、苦みの成分です。
本来は紫外線や外敵から守るため、
植物や魚が作り出すもので、
免疫力、抗菌、抗炎症、抗酸化作用があります。
ファイトケミカルは5000種類以上あるので、
主だったものを紹介します。
1.「フェノール化合物」
よく聞くのはポリフェノールだと思います。
ポリ:たくさんの+フェノール
フェノール:ベンザン環についた水酸基(OH)
の事で、植物の表面にあり、
光合成で生成されます。
渋み、苦み、えぐみがあり、
水溶性で体液を守る特徴があります。
フェノール化合物はさらにフラボノイド系、
フェノール酸系に分かれます。
①フラボノイド系
色素系の成分で、これだけで4000種以上あります。
活性酸素と重金属を掃討したり、
ビタミンCを保護する効果もあります。
カルコン類、フラボン類、フラバノン類、
フラボノール類、フラバノノール類、
フラバノール(カテキン)類、
アントシアニン類、イソフラボン類、
スチルベノイド などの種類があります。
②フェーノール酸系
渋み、苦み、えぐみ成分です。
エストロゲンの分泌量を増す効果があります。
リグナン:ジフェノール化合物、
クマリン、シゲトン類、クロロゲン酸、
ロズマリン酸、 エラグ酸、フェニルカルボン酸
などの種類があります。
★供給源
フェノール化合物の供給源は、
野菜、果物(※)、コーヒー、植物油のほか、
ハーブ/スパイスではニンジン系、
ミント、ショウガ、タマネギ、デイジー
などに含まれています。
2.「カロテノイド化合物」
温度差の変化で出来た動植物の色素成分です。
表面にも内部にもあり、
脂溶性でβカロテンに似た構造をしています。
脂質を保護したり、
フリーラジカルと一重項酸素を除去したりします。
600種以上ありますが、
カロテン類とキサントフィル類に分類されます。
①カロテン類
リコピン:
ぺロキシルラジカルのスカベンジャーで、
αカロテン、βカロテンなどがあります。
②キサントフィル類
ルティン/ゼアキサンチン:
白内障、黄斑変性症を防ぐ効果があり、
アスタキサンチン、カプサイチン、
クリプトキサンチン、カプサイシン
などがあります。
★供給源
野菜、果物(※)に含まれています。
3.「硫黄化合物」
香りや辛み成分です。
癌の予防効果があります。
大きく3つに分類されます
①イソチオシアネート類
グルコシノレート(イソチオシアネート):
抗癌作用があり、
アリルイソチオシアネート、
スリフォラファンなどがあります。
②システインスルホキシド類
アリシン、アホエン、アリイン、
硫化アリル、シクロアリイン、
メチルシステインスルホキシド、
アリルメチルトリスルフィド、
アリルメルカプタン、ジアリルスルフィド
などがあります。
③ポリスルフィド類
レンチオニン などです。
★供給源
野菜の中でもブロッコリ、キャベツ、
カリフラワ、ラディッシュ
などのアブラナ属に含まれてます。
他にはニンニク、タマネギ、
ショウガなどに含まれてます。
4.「香気成分」
植物に含まれる香気成分です。
ジンゲロール類 、エステル類があります。
供給源はショウガ系のハーブ/スパイスです。
5.「その他」
リモネンなどのテルペン類があります。
供給源はミント系のハーブ/スパイスです。
ファイトケミカルは以上です。
またまた次回へ続きます!
(※)果物
→ブラックカラント、ベリー類、イチゴ、
マスクメロンがよい
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