ヘルスケア・コンサルティング 食事療法ガイド

毎日の健康は食事から!このブログでは当サロンで提案している健康に良い食事、ダイエットやメタボ対策のための食事療法について書いています。

アミノ酸とは

アミノ酸は前回書いたタンパク質の構成要素です。

今回はアミノ酸の概要と種類について書いてます。

 

アミノ酸とは?
アミノ基(-NH2)とカルボキシル基(-COOH)を持った化合物です。   
約20種類のアミノ酸で10万種類のタンパク質を構成します。    


アミノ酸の種類    

1.物質による分類

酸性、塩基性、中性の種類があります、

◆酸性アミノ酸(モノアミノジアルボン酸)    
 →グルタミン酸アスパラギン酸    
塩基性アミノ酸(ジアミノモノカルボン酸)    
 →リジン、アルギニン、ヒスチジン    
◆中性アミノ酸(モノアミノモノカルボン酸)    

 

2.体内で合成可能かどうかの分類

体内で合成されるかどうかで、

必須/非必須に分類されます。
必須アミノ酸:食物からの摂取が必須なものです。

以下の種類があります。
メチオニンフェニルアラニン、リジン、ヒスチジントリプトファンイソロイシンロイシン、バリン、スレオニン    
②非必須アミノ酸:人体で合成できるもの。

以下の種類があります。 
→アルギニン、システインチロシン、アラニン、プロリン、グルタミン、アスパラギングリシンセレングルタミン酸アスパラギン酸       

 

アミノ酸スコア】
→食品別栄養評価法のひとつ。    
人体に理想の必須アミノ酸量からの必須アミノ酸の不足割合を表したものです。

このスコアが大きい食品、サプリの摂取を心がけましょう。

 

☆各アミノ酸の効果、効能 

個々のアミノ酸毎の効果、効能を説明します。       
◆分岐鎖アミノ酸(BCAA):筋力向上、疲労回復、運動時のエネルギーになる 。   
・バリン:血液中の窒素バランスを調整        
ロイシン:肝機能向上        
イソロイシン:肝機能向上、神経機能補助、成長促進        
◆燃焼系:リパーゼを活性化。体脂肪が遊離脂肪酸になり、エネルギーとなる。        
・リジン:タンパク質中に2-10%含まれる。

 抗体、ホルモン、酵素を合成する。

Ca吸収、糖質代謝、疲労回復、成長促進、肝機能亢進などの効果がある。       
・アルギニン:成長ホルモン分泌を促進、尿素合成に関与している。   
血行促進、免疫力向上、肝機能増強、脂肪燃焼 の効果がある。       
プロリン:脂肪燃焼        
・アラニン:脂肪燃焼        
◆睡眠系:        
グリシン:保湿、制菌、キレート、酸化防止の効果がある。

神経伝達物質として脳の働きに関与。        
◆その他        
トリプトファン:脳内ホルモンのセロトニン(鎮痛・精神安定)を合成する。   
セロトニン松果体メラトニンに合成される。
血圧・コレステロール値調整、

性的能力高揚、催眠効果 などの効果がある。 
フェニルアラニン:水素化されてチロシンになり、

 チロシンからドーパミンノルアドレナリン、アドレナリン等の神経伝達物質を生成する。      
メチオニンヒスタミン血中濃度低下、

コレステロール値低下、活性酸素除去、        
システイン生成  などの効果がある。      
ヒスチジン:子供の成長に関与、

神経機能の補助、胃酸分泌に関与、        
慢性関節炎やストレスの緩和、

紫外線の害を防ぐ。     
体内で分解されるとヒスタミン(アレルギーに関与)になる
スレオニン:成長促進、脂肪肝の抑制、貧血予防        
システイン:含硫アミノ酸、グルタチオンの主成分。
2分子結合するとシスチンになる。

チロシナーゼメラニンの元)抑制、        
肌のターンオーバ促進(メラニン排出) 、   
ブドウ糖代謝促進、アセトアルデヒド分解、

傷治癒促進効果がある。
チロシン甲状腺ホルモン、メラニンドーパミン等の原料        
・セリン:皮膚の潤いを保つ天然保湿因子の主成分        
アスパラギン加水分解されアスパラギン酸へ変化        
アスパラギン酸:老廃物処理、肝機能促進、疲労回復。

神経伝達物質として脳の働きに関与。        
・グルタミン:筋肉のタンパク質合成を補助         
グルタミン酸:アミノ基転移反応の中心 。      
アミノ基を操り、他のアミノ酸へ転移させる。        
知能向上、潰瘍治癒を促進。

神経伝達物質として脳の働きに関与。    

 

☆ペプチド    
連結したアミノ酸で個数が少ないもの。

栄養素をスムーズに吸収させます。

連結数により呼び方が異なります。
→2個:ジペプチド、3個:トリペプチド、

4個:テトラ〜、5個:ペンタ〜、    
数十個:オリゴ〜、50個以上:ポリ〜  

…など。

また代表的なペプチドには以下のようなものがあります。
◆ラクトトリペプチド(VPP,IPP):

整腸作用がある。3.4mg/日が推奨摂取量
カゼインホスホペプチド:

ミネラル吸収力を向上させる。
◆サーデンペプチド/鰹節オリゴペプチド:

ACE(アンジオテンシン変換酵素)阻害効果 1.5mg/日が推奨摂取量

 

今回は以上です。

次回へ続きます!( ^_^)/~~~

 

 

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